神奈川王座戦将棋大会 鈴木さんA級3連覇

 第38回神奈川王座戦将棋大会が7日、横浜市中区の市青少年育成センターで開かれ、A級は鈴木肇さん(30)=同市磯子区、将棋講師=が優勝した。鈴木さんは3年連続の優勝。同大会での3連覇は3人目となる。同大会は全日本アマチュア名人戦の予選を兼ねており、鈴木さんは9月に東京で開催される全国大会に県代表として出場する。

 鈴木さんは、アマ王将戦全国優勝のほか加古川青流戦代表決定大会優勝など数多くの実績がある。一昨年は全日本アマ名人戦で3位に入賞したが、昨年は期待された結果を出せなかった。「前回は気負いすぎて自分らしい将棋が指せなかった。今回は一局一局集中して、対局を楽しみたい」と話していた。神奈川代表は2枠あり、もう1人は7月の予選会で決まる。

 神奈川王座戦は神奈川新聞社と日本将棋連盟県支部連合会(長嶋義輝会長)主催。6歳から81歳まで81人が参加。競技はA級(代表選抜戦)、B級(初段以上)、C級(級位者)に分かれて行った。

 10代選手も存分に力を発揮し、4強に進出した攻玉社高校1年の川島滉生さんはじめ、大勢の高校生らが全国有数の実力者を破る快挙を見せた。

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