アジア杯が開幕。なでしこジャパンはベトナムと対戦しました。今回も元なでしこジャパンの丸山桂里奈さんに語っていただきます!
必ず勝ちたい一戦
なでしこジャパンの大切な初戦の相手は、ベトナム。スタメンを見ると、高倉監督のこの初戦の勝利への強い思いがうかがえる。
GK 山下
DF 鮫島、熊谷、市瀬、有吉
MF 増矢、阪口、猶本、中島
FW 岩渕、横山
ボランチに、隅田ではなく猶本。
左サイドハーフに、長谷川でなく、増矢。
なでしこジャパンの大切な初戦の相手は、ベトナム。スタメンを見ると、高倉監督のこの初戦の勝利への強い思いがうかがえる。
GK山下。DF鮫島、熊谷、市瀬、有吉。MF増矢、阪口、猶本、中島。FW岩渕、横山。
ボランチに、隅田ではなく猶本。左サイドハーフに、長谷川でなく、増矢。
試合は開始から日本が落ち着いてボールを回し、主導権を握る。
前半3分。
日本は、ベトナムのペナルティーエリア内で、岩渕がボールをキープ。混戦から、増矢がアウトサイドで横山へ出し、横山が右足でシュート。相手のGKの手にあたりながらもゴール。早くも日本先制点。
前半9分。日本は、岩渕が強引なドリブルから、抜け出るが、シュートは打てない。
前半17分。日本は、阪口が、右サイドの岩渕にパス。岩渕が右サイドを、ドリブルで相手をかわして、ゴール前にグランダーのパス。ゴール前で、中島が合わせて、右足でダイレクトでゴールに流し込む。これで2点目。
前半30分。日本の左コーナーキック。ファーサイドの熊谷がヘディングで合わせるがミートできず、こぼれ球を拾った猶本が中島にパス。中島がミドルシュートを狙うがバーの上に外れる。
前半終了。日本は、ボランチの阪口と猶本が、バランスをとり、攻守の起点になっていた。猶本は周りが良く見えていて、ワンタッチでボールをフリーの選手に渡し、日本のリズムを作った。
後半も主導権を握り続ける
後半開始。日本とベトナムともに、選手交代はない。
後半1分。日本は左サイドバツクの鮫島がロングパスを増矢に送る。増矢が抜け出し、岩渕にバス。岩渕がゴールライン上からシュートを打つが、相手GKがセーブ。
後半7分。右サイドで中島がクロスボールを上げ、ニアサイドで岩渕がヘディングで合わせるが、右ポストに当たる。
後半12分。日本はコーナーキックのチャンス。阪口が競ったボールがこぼれて、右サイドから猶本が拾ってクロスを上げ、岩渕が押し込みゴール。
後半18分。横山に代えて田中を投入。
後半21分。岩渕のスルーパスに、抜け出した鮫島がGKと1対1になり、シュートでGKが弾いたこぼれ球を田中が押し込んで4点目。
後半24分。増矢に代えて菅沢を投入。
後半35分 中島に代えて、川澄を投入。
後半37分 右サイドの川澄がゴール前の菅沢にクロスを上げるがDFにはじき返される。
試合終了。日本は、完全に主導権を握り、ベトナムに4-0と快勝。
重要な韓国戦とエース チ・ソヨン
日本は、中盤からボールを奪い、素早くサイドに展開し、中島、増矢、岩渕が、ドリブルをはかって、クロスを上げるなど良い動きが見れた。
セカンドボールも阪口、猶本が拾って、素早くパスを回すことができていた。
グループリーグの得失点差を考えれば、あと2点くらいは、とつておきたかったが、初戦にしては、ギリギリだが合格点をあげられる試合だった。
次戦の韓国戦に勝利すれば、来年のフランスW杯出場が決まる。韓国のチ・ソヨンという元INAC神戸のエースがいる。
川澄を招集したのも、チ・ソヨンを知り尽くしているので対戦しやすいこともあるのだろう。
いずれにもしても、第3戦が強豪のオーストラリアであることを考えると、韓国戦に勝利してW杯出場を決めたいものだ。