初回の先制攻撃で主導権を握ったドジャースが11安打4得点で快勝

【アスレチックス 0-4 ドジャース】@ドジャー・スタジアム

日本時間4月11日から本拠地に帰ってきたドジャースはアスレチックスとの2連戦に臨む。この試合前まで3勝6敗と開幕から低調なスタートではあるものの、ドジャー・スタジアムでの決戦を機にチームの調子を上げていきたいところだ。初回から打線が相手先発、ショーン・マネイアを攻め立て2点を取るとそのリードを保ったまま優位に試合を進めた。

初戦の先発を任されたのは今季2試合目の先発となるリュ・ヒョンジン。前回のダイヤモンドバックス戦では5与四球と制球に苦しみ、勝敗こそつかなかったものの苦い登板となっていた。挽回したい今回のマウンドでは初回からカッターが冴えて四球で走者こそ許したが後続を連続三振に抑えて無難な立ち上がりとなった。その裏のドジャースの攻撃ではクリス・テイラーとコリー・シーガーの1・2番コンビがマネイアに2者連続本塁打を浴びせて幸先よく先制。試合開始早々、リュを強力援護した。

援護点をもらったリュは回を追うごとに調子を上げ、緩急を使った投球でアスレチックス打線に的を絞らせず2回以降は3イニング連続3者凡退、5回2死までノーヒッターだった。スティーブン・ピスコッティにヒットを浴びるがこの日に打たれたのは1本のみで6回を最後にマウンドを降りるまで8奪三振無失点、課題の制球もわずか1与四球のみでまとめた。さらなる追加点がほしいドジャースは6回裏、先頭打者のマット・ケンプに今季第1号本塁打が飛び出し、ローガン・フォーサイスも無死一塁からタイムリーで続いてこの回に2点を追加し、4対0とリードを広げた。

一方のアスレチックスはドジャース投手陣を打ちあぐねるも最終回に3番手、ロス・ストリップリングを攻めて1死一・二塁のチャンスをつくる。ここで対するはドジャースの守護神、ケンリー・ジャンセンだった。ジョナサン・ルクロイ、ピスコッティが打席に立つもジャンセンのカッターを打つことができず得点できないまま敗戦となった。アウェイではわずかに1勝と苦しんでいるアスレチックス。次戦では連勝中のドジャースの勢いを止めたいところだ。

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