ブランパンGTアジア第1戦のエントリーリスト発表。29台がそろう

 ブランパンGTシリーズ・アジアは4月11日、マレーシアのセパン・サーキットで4月14〜15日に開催される2018年シリーズ第1ラウンドのエントリーリストを発表した。GT3は21台、GT4には8台がエントリーし、29台が参戦。日本人チーム/ドライバーも数多く参戦する。

 ヨーロッパで多くの台数を集めるブランパンGTシリーズの“アジア版”として2017年にスタートしたブランパンGTシリーズ・アジアは、初年度から中国や台湾、香港、そして日本とさまざまなGT3チームが参戦。盛り上がりをみせた。

 2年目となる2018年は4月14〜15日にセパンで開幕戦を迎える予定で、すでにペイド・プラクティスがスタートしているが、11日にSROモータースポーツ・グループは、開幕戦のエントリーを発表した。

 21台が揃ったGT3カテゴリーは、王者グループM・レーシングのメルセデスをはじめ、アブソリュート・レーシングやODレーシングチーム・WRT等、ヨーロッパの力が注がれた強豪を揃えるアウディ、スーパーGT第1戦岡山でGT300のポールポジションを獲得したマルコ・マペッリが濱口弘とコンビを組むFFFレーシングチーム・バイ・ACMのランボルギーニ、クラフト・バンブー・レーシングのポルシェ等、今年もどこが勝ってもおかしくないメンバーが揃った。

 そしてGT3には、2種類の日本車GT3カーが今季から加わる。ニッサン/ニスモのGT3オフィシャルパートナーチームであるKCMGは2台の18年モデルのGT-Rを走らせるが、18号車は谷口行規と松田次生のコンビに。23号車には、ヨーロッパでGT-Rをドライブしていたフロリアン・シュトラウス、鈴鹿で全日本F3選手権のテストも行ったエドアルド・リベラティが加わり、強力なラインアップとなっている。また、マレーシアの98号車アロウズ・レーシングが初めてのホンダNSX GT3ユーザーとなった。

 また、注目したいのは2017年スーパー耐久ST-Xクラスのチャンピオンで、今季フル参戦を果たすARN RACING。日本のジェントルマンドライバーのなかでも最速のひとりである永井宏明が伊藤大輔と組んで参戦。伊藤がフェラーリ488 GT3をどうドライブするのかも気になるところだ。フル参戦2年目となるKCMGの竹田直人と白坂卓也のコンビも注目と言える。

 8台が参戦するGT4クラスは、昨年から参戦しているポルシェ・ケイマンGT4・クラブスポーツMR、マクラーレン570Sに加え、すでに海外ではレースデビューを迎えているメルセデスAMG GT4、そして日本のBMW Team Studieが走らせる2台のBMW M4 GT4が参戦する。参加条件にもよるが、木下隆之/砂子塾長が駆る81号車は、アマチュアが揃うGT4では優勝候補の1台だろう。

 レースはFacebookページ等でライブ視聴も可能だ。今季も鈴鹿、富士でレースが予定されているブランパンGTシリーズ・アジアの2年目のシーズンは、大いに注目したい。

ブランパンGTシリーズ・アジアに参戦するKCMGの45号車アウディR8 LMS GT3

2018 ブランパンGTシリーズ・アジア第1戦セパン エントリーリスト

No

Class Team Car Driver

3 GT3 Silver アブソリュート・レーシング アウディR8 LMS M.ランプ/C-F.チェン

5 GT3 P/AM フェニックスレーシング・アジア アウディR8 LMS L-K.ウィー/A.ユーン

7 GT3 P/AM アブソリュート・レーシング アウディR8 LMS A.キム/A.フォン

8 GT3 P/AM ARNレーシング フェラーリ488 GT3 永井宏明/伊藤大輔

18 GT3 P/AM KCMG ニッサンGT-RニスモGT3 谷口行規/松田次生

19 GT3 Silver FFFレーシングチーム・バイ・ACM ランボルギーニ・ウラカンGT3 M.コドリッチ/D.リンド

23 GT3 Silver KCMG ニッサンGT-RニスモGT3 F.シュトラウス/E.リベラティ

27 GT3 Silver ハブオート・コルサ フェラーリ488 GT3 Y.ホンリー/N.フォスター

28 GT3 P/AM ハブオート・コルサ フェラーリ488 GT3 M.チェン/T.スレード

37 GT3 P/AM アブソリュート・レーシング アウディR8 LMS A.リウ/J.バードン

45 GT3 AM/AM KCMG アウディR8 LMS 竹田直人/白坂卓也

51 GT3 AM/AM AMACモータースポーツ ランボルギーニ・ウラカンGT3 A.マクファーソン/W.ポーター

63 GT3 P/AM FFFレーシングチーム・バイ・ACM ランボルギーニ・ウラカンGT3 濱口弘/M.マペッリ

69 GT3 AM/AM CMRTユーラシア アストンマーチンV12バンテージGT3 A-H.ド・シルバ/R.ヨーン

86 GT3 Silver ODレーシングチーム・WRT アウディR8 LMS M.ギルバート/A.パタル

97 GT3 P/AM インディゴ・レーシング メルセデスAMG GT3 J.セオ/R.ブリューインズ

98 GT3 AM/AM アロウズ・レーシング ホンダNSX GT3 P.マー/J.イェン

888 GT3 P/AM グループM・レーシングチーム メルセデスAMG GT3 B.ボジー/R.マルチェッロ

911 GT3 Silver クラフト・バンブー・レーシング ポルシェ911 GT3 R S.デイビス/S.スチュービック

991 GT3 Silver クラフト・バンブー・レーシング ポルシェ911 GT3 R A.リード/D.オーヤン

999 GT3 Silver グループM・レーシングチーム メルセデスAMG GT3 P.ニーダハウザー/N.バスティアン

11 GT4 AM/AM TTRチーム・サード ポルシェ・ケイマンGT4・CS MR B.リー/T.フォン

12 GT4 AM/AM クリアウォーター・レーシング マクラーレン570S GT4 R.ウィー/M-W.サン

17 GT4 AM/AM タイワン・トップスピード・レーシング ポルシェ・ケイマンGT4・CS MR 井田雅彦/K.チャン

72 GT4 AM/AM チームiレース・ウィン メルセデスAMG GT4 E.チョン/G.バネレット

77 GT4 AM/AM クラフト・バンブー・レーシング ポルシェ・ケイマンGT4・CS MR J-M.メルリン/F.ユウ

81 GT4 AM/AM BMWチーム・スタディ BMW M4 GT4 木下隆之/砂子塾長

82 GT4 AM/AM BMWチーム・スタディ BMW M4 GT4 浦田健/M.チェン

666 GT4 AM/AM グループM・レーシングチーム メルセデスAMG GT4 E.ウォード/R.ランガー

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