マカッチェンのサヨナラ打でジャイアンツが接戦を制す

【ダイヤモンドバックス4-5xジャイアンツ】@AT&Tパーク

ポール・ゴールドシュミットの起死回生の一発で同点に追い付かれたジャイアンツは、9回裏先頭のケルビー・トムリンソンが四球で出塁。ゴーキーズ・ヘルナンデスが送りバントを決めて一打サヨナラのチャンスを迎えた。オースティン・ジャクソンが敬遠され、ブランドン・ベルトが四球を選んで一死満塁となる間、アンドリュー・マカッチェンは延長14回裏にサヨナラ本塁打を放った日本時間4月8日のドジャース戦のことを思い出していたという。打席に入ったマカッチェンは初球のフォーシームを捉え、左中間へのタイムリーを放って試合に決着をつけた。

「僕はダグアウトにいて、四球が続くのを見ながら『僕が試合を決めるチャンスがもう一度来るんじゃないか』って思っていたんだ」とマカッチェンは当時の心境を振り返った。8回裏に1点を勝ち越し、勝利まであと1アウトに迫ったジャイアンツだったが、9回表にハンター・ストリックランドが痛恨の被弾。それでも直後の9回裏に3つの四球で満塁のチャンスを作り、最後は元MVPのマカッチェンが試合を決めた。「あの場面で彼以上に期待できる選手はいないよ」とブルース・ボウチー監督は今季2度目のサヨナラ打を放ったマカッチェンへの信頼を口にする。決して理想的な試合展開ではなかったものの、接戦を制したジャイアンツ。今日の勝利により再び勝率を5割に戻し、ここからさらなる上位進出を目指していくことになりそうだ。

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