東北から九州にかけて天気回復 東京はふたたび夏日に

全国の天気予報と予想最高気温(前日差)。

 きのうは列島を低気圧や前線が通過した影響で全国的に荒れた天気となった。きょう12日(木)は東北から九州にかけて天気が回復し、気温も上昇。関東から西の地域では日中の最高気温が25℃を超え、夏日となる所もある見込みだ。

 ただ、低気圧はまだ北海道の北にあって、東北の日本海側や北海道を中心に、強風や高波に引き続き注意が必要となる。

東京は今年2度目の夏日に 鹿児島28℃予想

12日の予想最高気温。

 東北から九州にかけての広い範囲でよく晴れて、日中の最高気温は平年よりも大幅に高い所が多くなる。特に東京や高知、鹿児島などでは25℃を超えて夏日となる予想だ。

<12日の予想最高気温>

札幌 13℃(前日差+2℃/4月下旬並み)
青森 16℃(前日差-2℃/4月下旬並み)
仙台 20℃(前日差+1℃/5月下旬並み)
新潟 18℃(前日差-1℃/4月下旬並み)
東京 25℃(前日差+3℃/6月上旬並み)
名古屋 23℃(前日差+3℃/5月上旬並み)
大阪 23℃(前日差+1℃/5月上旬並み)
松江 22℃(前日差+2℃/5月上旬並み)
高知 27℃(前日差+5℃/6月中旬並み)
福岡 24℃(前日差±0℃/5月中旬並み)
鹿児島 28℃(前日差±1℃/6月下旬並み)

北日本は強風注意 東北北部は黄砂も

12日正午の黄砂の予想。

 低気圧の影響が続く北日本では、日本海側を中心に強風や高波に引き続き注意が必要となる。北海道では道北を中心に雨や雪となる見込み。

 また、きょうは東北北部を中心に黄砂が飛来する予想となっている。見通しが悪くなるほか、車や洗濯物に黄砂が付着するなどの影響や、喘息などの症状が悪化することもあるため、対策が必要となる。

沖縄・奄美は安定しない空模様

 南西諸島付近に暖かく湿った空気が流れ込む影響で、沖縄や奄美では大気の状態が不安定となっている。雷を伴って雨が一時激しく降るほか、竜巻などの突風にも注意が必要だ。一日を通して曇りや雨で安定しない天気となりそうだ。(気象予報士・野口琢矢 )

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