ケープタテガミヤマアラシが仲間入り ワオキツネザル赤ちゃんも 長崎バイオパーク

 長崎県西海市西彼町の長崎バイオパークにケープタテガミヤマアラシが新たに仲間入りした。ワオキツネザルの赤ちゃんも誕生し、かわいらしい姿が来園者を和ませている。
 バイオパークによると、ケープタテガミヤマアラシは中央アフリカから南アフリカにかけて生息。体長は80センチ程度で、ヤマアラシの仲間では最大種。富士サファリパーク(静岡県)と愛媛県立とべ動物園から1頭ずつを譲り受けた。バイオパークでは23年ぶりの飼育という。外敵から身を守るために体毛が針のように硬く、全身の毛を立て敵を威嚇する習性があり、白黒のマダラ模様が特徴だ。
 ワオキツネザルの赤ちゃんは3月13日に誕生。性別は今のところ確認できていないが、バニラと名付けた。普段は母のサン(4歳)の腹や背中にしがみついているが、“一人遊び”を始める年頃という。
 伊藤雅男副園長は「天気の良い午前中にはワオキツネザルの日光浴が見られるかも。その姿に癒やされてほしい」と来園を呼び掛けている。

白黒まだらの模様が特徴のケープタテガミヤマアラシ=西海市、長崎バイオパーク
母サルのサン(4歳)におんぶされたバニラ。左は兄のチーズ(1歳)

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