石木ダム問題考えよう 反対地権者 川棚でシンポ 来月6日 加藤登紀子さんら招き

 県と佐世保市が東彼川棚町に計画している石木ダム建設事業の反対地権者らは10日、佐世保市役所で会見し、石木ダム問題を考えるシンポジウム「ほたるの里から長崎をかえよう!!千人の集い」を、5月6日午後2時から川棚町公会堂で開くと発表した。
 国の八ツ場ダム(群馬県長野原町)建設に反対する歌手の加藤登紀子さんや、ダムに頼らない治水計画を推進した前滋賀県知事の嘉田由紀子さん、京都大名誉教授で河川工学が専門の今本博健さんらを招待。パネル討論などを通じ、石木ダムの必要性や大型公共事業の在り方を考える。加藤さんのミニコンサートもある。
 反対地権者で、実行委員長を務める炭谷猛さん(67)は「(ダム建設)賛成の人も含め、多くの人に現場の状況を知ってもらう機会にしたい」と話した。入場料千円。問い合わせは実行委(電090・4519・2528)。

© 株式会社長崎新聞社