ケプラーが2年ぶりのサヨナラ本塁打でチームを救う

【アストロズ8-9xツインズ】@ターゲット・フィールド

4回裏に一挙8得点のビッグイニングを作って逆転に成功したツインズだったが、アストロズに2点差に追い上げられ、9回表にはクローザーのフェルナンド・ロドニーが一死満塁のピンチを背負い、守備のミスによって同点に追い付かれてしまう。9回裏の攻撃は簡単にツーアウトとなり、誰もが延長戦突入を覚悟したものの、ドイツ出身の若きスラッガーがチームを救った。4回裏に2号ツーランを放っていたマックス・ケプラーがこの日2本目となる3号ソロを放ち、試合に決着をつけたのだ。

ケプラーは特定の球種に狙いを定めていたのかと尋ねられ、「いや、特に待っていた球種はないよ」と答えた。「前の打席で三振していたから、とにかく打球を前に飛ばそうと考えていたんだ。僕は三振をするのが嫌いだからね。打球を前に飛ばすことに集中していたよ」とケプラー。カウント3-2からファウルで1球粘ったあとの7球目、真ん中付近にスッと入ってきたスライダーを振り抜くと、打球はあっという間にライトスタンドへ消えていった。9回表に同点のきっかけとなる送球ミスを犯したブライアン・ドージャーは「僕がしっかり送球していれば試合は終わっていた。ケプラーが僕を助けてくれた。感謝しているよ」とホッとした表情で話していた。

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