2本塁打などで3点先行のブリュワーズが1点差で逃げ切り

【ブリュワーズ3-2カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

1勝1敗で迎えた3連戦の最終戦は、エルナン・ペレスとエリック・テームズのソロ本塁打などで5回までに3点を先行したブリュワーズが、カージナルスの反撃を2点に留めて1点差で逃げ切りに成功。先週の3連戦で負け越したリベンジを果たし、シーズン成績を7勝6敗として白星を先行させた。

ブリュワーズにとって決して楽な試合展開ではなかった。2回表にペレスの1号ソロ、3回表にテームズの5号ソロで2点を先行し、5回表には一死二、三塁の場面でジョナサン・ビヤーの一塁ゴロの間に3点目を挙げたものの、本調子とは言えないカージナルス先発のアダム・ウェインライトの前に3点どまり。今季初先発のジュニア・ゲラが6回途中まで1失点と力投し、2点リードのまま最終回を迎えたものの、9回裏にジョシュ・ヘイダーがトミー・ファムに2号ソロを浴び、試合の行方はわからなくなった。

クローザーのコリー・クネーベルを故障で欠くブリュワーズは、9回裏一死走者なしの場面でマット・アルバースを投入したものの、マーセル・オズーナとホゼ・マルティネスに連打を浴び、一死一、二塁のピンチ。しかし、ここでアルバースはコルテン・ウォンをセカンドフライ、代打のデクスター・ファウラーを空振り三振に抑え、なんとか1点のリードを守り抜いた。

クレイグ・カウンセル監督はアルバース投入について「右打者が2人並んでいた(オズーナとJ.マルティネス)から右腕のアルバースをぶつけたかったんだ」と狙いを説明。結果的には右打者2人に連打を浴びることになってしまったが、後続を抑えたことに対して「彼は何球か素晴らしいボールを投げていたよ。特にファウラーに対するピッチングは良かったね」と一定の評価を与えた。

カージナルスはウェインライトが7回3失点と力投したものの、打線がつながらず惜敗。2カード連続の負け越しとなり、今季ここまで5勝7敗と波に乗れない戦いが続いている。

© MLB Advanced Media, LP.