パクストンが6回10奪三振の力投 8回にシーガーが決勝弾

【マリナーズ4-2ロイヤルズ】@カウフマン・スタジアム

鷹が現れ、雪が降り、寒波に襲われたマリナーズのロード8試合(うち1試合は中止)は、ロイヤルズ3連戦の最終戦となった日本時間4月12日の試合に4対2で勝利し、4勝3敗の勝ち越しで終了した。先発のジェームス・パクストンは4回裏にパウロ・オーランドに同点2点タイムリー二塁打を浴びたものの、6イニングを投げて10三振を奪う力投。初回に犠牲フライで先制点を叩き出したカイル・シーガーは、2対2の同点で迎えた8回表に2号ツーランを放ち、この一発が決勝点となった。

「長いロード遠征だった。良いロード遠征だった。寒いロード遠征だった」とスコット・サービス監督はサンフランシスコ、ミネソタ、カンザスシティで7試合を戦った9日間にわたるロード遠征を振り返った。ネルソン・クルーズ、マイク・ズニーノ、ライオン・ヒーリーといった主力野手を故障で欠きながらも、ロード7試合を4勝3敗で乗り切り、サービスは「良い形でホームに戻れるね」と満足げ。日本時間4月14日からはホーム7連戦から始まる17連戦がスタートするが、特に最初の10試合は同地区球団との対戦が組まれており、シーズン序盤の大きな山場となりそうだ。

決勝弾を含む3打点を叩き出したシーガーは「今、チームは良い感じで戦うことができている。本当は故障者が戻ってくるまで日程をスキップできるといいんだけどね。でも、彼らがいないなかで勝利を手にする方法を見つけることができている。彼らなしで試合に勝つことができているのは素晴らしいことだよ」とチームの戦いぶりに手応えを感じている。主砲のクルーズや正捕手のズニーノが復帰すれば、さらに安定感のある戦いができるはずだ。

故障者が続出するなか、開幕10試合で6勝4敗は悪くないスタートと言えるだろう。新戦力のディー・ゴードンがリードオフマンとして機能し、ロビンソン・カノーも打率4割超と好調を維持。故障者が復帰して役者が揃ったあとの戦いが楽しみだ。

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