子安小が新校舎に 関係者で開校祝う 横浜市神奈川区

新校舎の外観

 横浜市立子安小学校(宮生和郎校長)の新校舎開校式が4月4日、同校体育館で開催された。

 式典には新6年生児童のほか、高田靖区長や地元選出の議員など多くの関係者が駆け付けた。

 伊東英紀実行委員長は「日本一の校舎ができたと思う。146年目のスタートとして新しい歴史を作ってほしい」とあいさつ。児童代表として西岡友里さんは「伝統あるバトンを受け取り未来へつないでいきたい」と抱負を述べた。

児童増加が契機

 子安エリアは近年、大型マンションが次々と建設され、同校に通う児童数は増加傾向にあった。教室数は足らなくなり、学校敷地内にプレハブ校舎を建てて授業を行い、昼休みには学年交代制で校庭を開放するほどの状況だった。

 そこで市は3年前に旧日産グランドに移転先を決め、整備を進めてきた。敷地はこれまでの約1・5倍、4階建ての新校舎は「安心」「安全」「快適」をコンセプトに、多くの光が差し込む設計となっている。旧校舎からは、大正期の日本ステンドグラスのパイオニア・小川三知氏の作品を職員玄関正面に移設した。

 宮生校長は「伝統のバトンを具現化して、素晴らしい子安小学校を作ってほしい」と6年生に呼びかけ、「皆さまと共に輝かしい未来を作っていきたい」と宣言した。

移設されたステンドグラスと「光の庭」

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