今季のチャンピオンズリーグ・ベスト4の顔ぶれは、バイエルン、レアル・マドリード、ローマ、リヴァプールとなった。ローマ、リヴァプールの2クラブがここまで勝ち上がってくると予想した人は多くなかったはずで、ややサプライズと言える顔ぶれだ。特にリヴァプールは優勝候補の一角とされたマンチェスター・シティ相手に1stレグ、2ndレグの両方で勝利しており、その攻撃力は破壊的だ。
今のリヴァプールならば優勝まであり得るのではないかと思えてくるが、ベスト4ではどこと対戦するのが最高のシナリオなのか。英『BBC』によると、かつてトッテナムなどで活躍した元イングランド代表のクリス・ワドル氏は、ベスト4でレアルだけは避けてほしいと語っている。
「リヴァプールはどのチームも恐れていないだろうが、準決勝でレアルだけは避けたいんじゃないかな。リヴァプールはシティを5-1で撃破し、今やクロップのチームはレアルに次ぐ優勝候補2番手だろう。キエフでのファイナル1試合なら、リヴァプールはレアルを倒せると思う。だけど2試合の戦いとなればハードだし、他のチームと対戦することを望むよ」
チャンピオンズリーグでの経験が豊富なのは間違いなく2連覇中のレアルで、指揮するジネディーヌ・ジダンも180分の戦いをよく理解している。ここまでくればどこが相手でも厳しい戦いとなるだろうが、準決勝でレアルを避けて勝利し、決勝の一発勝負でレアルを撃破するのが同氏が描くシナリオのようだ。
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