【鉄の一瞥 51】JR篠ノ井線 姨捨駅の駅名標は線路の形を写しています

日本三大車窓ですから いつも善光寺平の風景に見とれてしまって

駅名標を丁寧に見たことがなかったので、ちゃんとスイッチ・バックの形が駅名標に再現されているコトに気が付きませんでした。※トップ画像参照

次の写真は、駅名標の右下、冠着に向かう線路から観た後方展望です。正面の下ってゆく線路が左上に描かれた稲荷山方面、姨捨に停車しない列車は、ダイレクトにここを通過してゆきます。

写真で右に並んでいる線路が、駅名標の右上の短く描かれたスイッチ・バック待避線。左に2本分岐しているのが駅名標では左下の姨捨駅への線路です。この先に相対式ホーム2面2線の姨捨駅があります。

駅名標に描かれた区間で唯一水平な姨捨のホームから奥の行き止まり方向。かつて、終端部はブレーキの効かなかった場合を考えて長い登り勾配になっていたそうです。

冠着方面に向かうと右上に描かれたスイッチ・バック待避線の終端が見えます。

・・・などと細かいコトを気にしているのは鉄道ファンの一部だけで、誰もが雄大な眺めを楽しんでいます。夜景も最高です。

(写真・記事/住田至朗)

© 株式会社エキスプレス