レアル、バイエルンに対してローマとリヴァプールは…… ファン・ハール「個のクオリティ不足している」

ファン・ハールの見解は photo/Getty Images

今季のチャンピオンズリーグ・ベスト4の顔ぶれはやや特殊だ。バイエルンとレアル・マドリードはベスト4の常連組だが、ローマとリヴァプールがここまで勝ち上がってくるのは少しばかり予想外だったと言える。しかもローマはバルセロナ、リヴァプールはマンチェスター・シティと今季の優勝候補にも挙げられていたチームを撃破している。このまま優勝まで突っ走れる可能性もゼロではないだろう。

しかし英『METRO』によると、元マンチェスター・ユナイテッド指揮官ルイ・ファン・ハール氏はリヴァプールとローマの実力に疑問を抱いている。同氏は「他のチームと比較した時、レアルとバイエルンに対してリヴァプールとローマは個のクオリティが不足している。ただ、基本的に彼らは優勝候補ではないが、良いチームだし常に危険だ」と語っており、レアルとバイエルンに比べれば実力に差があるとの見方だ。

ローマはバルセロナを大逆転で破ったが、あのような劇的な展開が何度も続くわけではない。チャンピオンズリーグでの経験や選手個々のクオリティで判断するならレアルとバイエルンが上なのは間違いないだろう。

また、同氏は自身が思う優勝候補としてバイエルンを挙げており、指揮官ユップ・ハインケスの存在に加えて最強の守備陣を抱えていることを理由にしている。バイエルンは準々決勝でセビージャ相手にやや苦戦したものの、守備は確かに安定している。今季のチャンピオンズリーグでは何が起きても不思議ではないが、準決勝ではどのようなドラマが待っているのか。

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