世界遺産や登録候補周辺を清掃して研修 十八銀の新入行員

 十八銀行(長崎市)の新入行員91人が12日、今夏の世界文化遺産登録を目指す「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産「大浦天主堂」(同市南山手町)などの周辺を清掃した。
 世界文化遺産への理解を深め、地域に貢献してもらおうと、2015年度から新入行員研修の一環として実施している。
 この日は大浦天主堂と、2015年に登録された「明治日本の産業革命遺産」の構成資産「小菅修船場跡」(同市小菅町)周辺を約3時間をかけて歩き、たばこの吸い殻や落ち葉などを拾い集めた。清掃の合間には、市職員が構成資産の歴史を紹介した。
 川棚支店に配属された大久保友理さん(22)は「これから長崎のことをさらに勉強し、地域の方に愛される行員になりたい」と話した。

清掃活動に取り組む新入行員=長崎市、小菅修船場跡

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