長崎新聞政経懇話会4月例会が12日、長崎市茂里町の長崎新聞文化ホール・アストピアであり、元厚生労働大臣の坂口力氏が「がんとどう向き合うか」と題し講演。「がんは人生の終わりではない。真剣勝負の始まりだ」と述べた。
坂口氏は、三重県立大(現三重大)大学院医学研究科を修了。三重県赤十字血液センター所長を経て、1972年に衆議院議員に初当選し厚労相などを歴任。自らがんを患った経験もあり、患者や家族でつくる「免疫の力でがんを治す患者の会」会長を務める。
坂口氏はがんを克服した大勢の患者に聞いたところ「食事療法や抗がん剤などさまざまな治療法で回復した人がいる。ただストレスを抱えず免疫力を強化した人が多い」と説明した。
効果があり副作用の少ない治療法として人間の持つ免疫力やがんを抑制する遺伝子を使う治療法を紹介。「副作用なくがんを治せる時代がまもなく来るだろう」と述べた。
佐世保会場は13日午前11時半から、佐世保市常盤町の富士国際ホテルで開く。
免疫強化し がん治療 坂口元厚労相が講演
- Published
- 2018/04/13 10:13 (JST)
- Updated
- 2018/12/10 14:46 (JST)
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