豪華客船、黄色いタオルで見送り 横浜・大さん橋

 春を迎えた横浜港に、豪華客船が次々に姿を見せている。横浜市中区の横浜港大さん橋国際客船ターミナルでは、初入港や今季初めての客船の出港時には黄色いタオルで見送るイベントがスタート。汽笛を鳴らして船出する感動の瞬間に多くの市民が立ち会うことで、船旅の魅力を感じてもらうことにしている。

 大さん橋から黄色いタオルなどを手に客船を見送るイベントは3月24日夕、初入港した外国客船「ノーティカ」(3万277トン)の出港時に初めて催した。3年ぶりの世界一周クルーズに同25日出港した「飛鳥2」(5万142トン)には2万人を超える人たちが駆け付け、屋上の送迎デッキは再会を祈る黄色で染まった。

 見送りイベントは4月中に5回を予定し、13~15日は連続して開催する。13日は午後5時に出港する「ダイヤモンド・プリンセス」(11万5875トン)。横浜発着クルーズを始めて5周年の節目を迎える今年、過去最多となる年間26回の横浜寄港を予定している。13日午後3時から市主催の記念セレモニー、同4時45分からは横浜生まれのドラムパフォーマンス集団「鼓和(コア)-core-」による歓送演奏を行う。

 14日午後6時に出港する初入港船「スター・レジェンド」(9961トン)や、15日午後7時に出港する「セレブリティ・ミレニアム」(9万1千トン)でも見送りが予定されている。

 いずれも出港時間の1時間前から大さん橋で、13、14日は黄色いタオルを、15日は化学反応で発光するケミカルライトをそれぞれ先着500人に配布する。

 25日の「フォーレンダム」(6万1214トン)、27日に初入港する「ゴールデン・プリンセス」(10万8865トン)でも出港時に開催する。問い合わせは、客船見送り事務局(神奈川新聞社クロスメディア営業局)電話045(227)0820。

黄色いタオルを振って「ノーティカ」の出港を見送る市民ら=3月24日、大さん橋国際客船ターミナル

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