シバザクラで春色の富士山

 吾妻山公園内にあるシバザクラ園(二宮町中里)で、青や白、濃淡のピンクのシバザクラ3万5800株が見頃を迎えている。例年より1週間ほど開花が早まり、22日ごろまでは楽しめるという。

 約1400平方メートルの同園では、花を色ごとに分けて葛飾北斎の富嶽三十六景「相州梅澤庄」をかたどったデザインで丘陵地を埋めている。管理する町都市整備課によると、大雨で表土が流れてしまうため栽培には手間が掛かるという。

 ボランティアで草むしりに携わっていた男性(81)は「少しでもきれいにして、大勢の方に見に来てもらいたい」と話していた。

 入場無料。午前8時半~午後5時。問い合わせは、同課電話0463(71)3311。

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