国土交通省横浜国道事務所は１３日、国道３５７号の横浜市・八景島－横須賀市夏島町間の改良工事について、簡易公募型競争入札を中止したと発表した。契約手続きの一部に不備があり、公平性が確保できないと判断したとし、後日改めて入札を行う。
同事務所によると、入札に参加した事業者が提出した見積もりを積算したところ、当初の見込みよりも高額だったため、世界貿易機関（ＷＴＯ）の政府調達協定に基づく手続きが必要になったという。
同事務所は当初の予定通り今夏の着工を目指すとし、「チェック体制の強化など再発防止を図る。全体の事業の進捗（しんちょく）に影響はない」としている。
