共産、岩永氏を擁立 来年夏の参院長崎選挙区

 共産党長崎県委員会は13日、来年夏の参院選長崎選挙区(改選数1)に、新人で同委員会政策委員長の岩永千秋氏(64)を擁立すると発表した。
 岩永氏は長崎市内で会見し、「安倍政権は公文書の隠蔽(いんぺい)、改ざんなどで底無し沼の状況だ」と批判。「民主主義を取り戻すために市民と野党で共闘したい」と述べた。同委員会は、中央で野党共闘が成立した場合、立候補の取り下げも検討するという。
 岩永氏は諫早市出身。県立長崎工業高卒。全労連政策局長などを経て、2015年から同委員会に勤務している。選挙への出馬は初めて。
 同選挙区では、自民党現職の古賀友一郎氏(50)が2期目に意欲を示しているほか、民進党県連が新人、白川鮎美氏(38)の擁立を決めている。

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