五島うどんギネス挑戦、コンサートなど 五島市世界遺産推進協総会が登録実現で記念イベント

 五島市世界遺産登録推進協議会(岩村進会長)の総会が13日、長崎県五島市内であり、今夏に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産登録が実現した場合の記念イベントなどについて、市が概要を説明した。秋には、特産の五島うどんを使ったギネス世界記録に挑戦するなどして、市民一体で登録を祝う予定という。
 市内には、「久賀島の集落」と「奈留島の江上集落」の二つの構成資産がある。6月下旬からバーレーンで開かれる国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会で、登録の可否が決まる見込み。
 市によると10、11月に二つの記念イベントを実施予定。世界記録挑戦イベントは10月上旬に市中心部で開かれる「福江みなとまつり」に合わせ、新上五島町が4年前に達成した「流し五島うどんの連続キャッチ最多記録」(112人)に挑む方向で調整している。また11月23日には芸大フィルハーモニアを招き、市内で記念コンサートを開く。
 総会では、市が登録決定後に市役所などに掲げる横断幕やポスター、記念グッズなどの準備を進めていると報告。本年度の事業計画や予算案が承認された。

世界遺産登録後の記念イベントなどについて話し合った総会=長崎県五島市中央町、観光ビル「はたなか」

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