メクル第265号 いざ羽田空港に潜入 ~スカイミュージアムと格納庫~

 今回のジュニア特派員(とくはいん)は特別企画(きかく)! 長崎県を飛び出し、飛行機で東京国際(こくさい)空港(羽田空港)へ。日本航空(JAL)の協賛(きょうさん)で「JALで行く! 学校では受けられない授業(じゅぎょう)」を受けてきました。70通をこえる応募(おうぼ)の中から選ばれた県内の親子10組が、格納庫(かくのうこ)や客室乗務員(じょうむいん)の訓練施設(しせつ)を取材。みんなのリポートを14、15日の2日間にわたって掲載(けいさい)します。第1弾(だん)の今回は、JALのスカイミュージアムと格納庫を紹介(しょうかい)します。
 
 ◎スカイミュージアムで体験
 
 JALの仕事が体験できるスカイミュージアム。▽チェックインカウンターで搭乗(とうじょう)手続き▽操縦(そうじゅう)席にすわる▽パイロットや客室乗務員(じょうむいん)(キャビンアテンダント、以下CA)の制服(せいふく)を着る▽飛行機を誘導(ゆうどう)するマーシャラーの仕事-などを体験。写真も撮(と)れるので、大人も子どもも楽しめました。飛行機の歴史が分かる年表や華(はな)やかなCAの歴代制服(せいふく)の展示(てんじ)コーナーにも、特派員(とくはいん)はくぎ付けになりました。

広い格納庫で、整備中のエンジンを間近に見る特派員ら=羽田空港

 ◎大迫力の格納庫
 
 ミュージアムから一歩扉(とびら)を出ると-「わぁ、すごい!」。飛行機を整備(せいび)する広い格納庫(かくのうこ)が目の前にあらわれました。第1格納庫は最大3機、第2格納庫は最大5機が同時に整備できるそうです。間近に飛行機を見ながら、秘密(ひみつ)を教えてもらいました。機体重量の90%をささえる後輪は、飛行機の大きさによってタイヤの数がちがうとか。
 この日は幸運なことに、首相や天皇陛下(てんのうへいか)が乗る政府専用(せいふせんよう)機もありました。20年以上にわたって使われ、来年退役(たいえき)する予定になっているそうです。2階があるジャンボ機の大きさに、みんな圧倒(あっとう)されていました。
 滑走路(かっそうろ)も間近に見え、離陸(りりく)する飛行機の爆音(ばくおん)がたえずひびいていました。

同時に3機整備できる第1格納庫

 ◎エンジン大きい!
 
 機体整備(せいび)には、飛行機が空港に到着(とうちゃく)して次の目的地に向かうまでの間に行う短時間の「運航整備」や、定期的に飛行機を格納庫(かくのうこ)に入れて行う「点検(てんけん)・重整備」があります。「点検・重整備」は天井(てんじょう)や床(ゆか)、座席(ざせき)などをすべて外し、時間をかけて丁寧(ていねい)に確認(かくにん)していきます。部品は約300万個(こ)もあるそうです。見学した格納庫には、むき出しになったエンジンがあり、迫力(はくりょく)満点でした。

真剣(しんけん)にメモを取る特派員ら

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