ネイマールの後釜は信用されていないのか ローマ、アトレティコなど重要なゲームではベンチに

バルセロナのデンベレ photo/Getty Images

バルセロナは昨夏退団したネイマールの後釜として、ドルトムントからFWウスマン・デンベレを引き抜いた。しかし、この補強は大ヒットだったとは言えないだろう。前半戦を度重なる怪我で棒に振ったこともあるが、デンベレはまだ指揮官エルネスト・バルベルデから100%の信用を得ていない。

なぜなら、重要なゲームでデンベレが起用される機会が極めて少ないからだ。スペイン『MARCA』も取り上げているが、デンベレは今回大逆転負けを喫したチャンピオンズリーグ準々決勝ローマ戦でも180分間のうち僅か5分しかプレイタイムがなかった。1stレグはベンチで過ごし、2ndレグでは得点が必要になった85分にようやく投入されている。1億ユーロ以上の移籍金を費やして獲得した選手とは思えないような起用法だ。

それはローマ戦に限った話ではなく、他も同様だ。決勝トーナメント1回戦のチェルシー戦では2ndレグこそ先発したが、1stレグはベンチで過ごした。国内リーグでは首位攻防戦となった3月のアトレティコ・マドリード戦も出場機会はなかった。

バルベルデは守備のことを考えてかビッグゲームで慎重な姿勢を見せており、サイドに攻撃的なデンベレを先発させるのはリスクが大きいと考えているのだろう。こういう判断になるということは、やはりまだデンベレは戦力として100%信用されていないと考えられる。1年目は苦しいスタートとなったが、デンベレが真のネイマールの後継者となる時はくるのか。

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