今年3月に発足した、藤沢を拠点とする3人制プロバスケットボールチーム「湘南サンズ」の女子チームが4月8日、「3×3(スリーバイスリー).EXEトーナメント ジャパンファイル」で初優勝を飾り、日本一に輝いた。
同大会は、国内外問わずプロ・アマが参加できる国内最大級のオープントーナメント。仙台市で開催された同ファイナルは、東日本と西日本でそれぞれ勝ち上がった4チームが集い、計8チームが日本の頂点を競った。
湘南サンズは、3月18日に行われた東日本大会でベスト4入りし、今大会へ出場。東日本と同じメンバー4人で、予選3試合を全勝で通過し、決勝ラウンドへ駒を進めた。準決勝も順調に勝ち上がり、決勝は東日本の準決勝で敗戦した「Space Ball Mag」と対戦。延長戦にもつれ込む大接戦の末、2点先取して湘南サンズが勝利し、チーム初優勝を果たした。
会場には、昨夏に湘南サンズが藤沢に招待した、福島県南相馬市のバスケ部の中学生が駆け付けてエールを送った。及川啓史監督は、「メンバーは初めての経験となる1日5試合というタフなスケジュールを戦いきってくれた。南相馬市の子どもたちの声援にもしっかり応えることができたと思う。目指すレベルはもっと上なので、この経験を次につなげたい」と語った。