日本酒「六十餘州(ろくじゅうよしゅう)」の蔵元として知られる長崎県東彼波佐見町宿郷の今里酒造(今里榮子社長)で14日、春恒例の蔵開きがあり、多くの来場者が新酒の豊かな香りと味に酔いしれた。15日まで。
搾りたての新酒を味わってもらおうと、毎年この時期に開く。国登録有形文化財の酒蔵を開放してかす汁を振る舞い、和太鼓の演奏もある。
試飲会場には新酒の甘い香りが立ちこめ、原酒やにごり酒、蔵開き限定酒など12種類が並んだ。飲み比べした来場者はご機嫌な表情を浮かべ、気に入った商品を買い求めていた。長崎市浜町の会社員、加藤幸司さん(54)は購入した限定酒を手に「家まで我慢できず、帰りの電車で飲んじゃうかも」と笑みをこぼした。
開催時間は午前10時~午後3時。JR川棚駅、有田駅と会場を結ぶシャトルバスも運行する。問い合わせは同酒造(電0956・85・2002)。
新酒に酔いしれて 波佐見・今里酒造蔵開き
- Published
- 2018/04/15 00:01 (JST)
- Updated
- 2018/12/10 14:47 (JST)
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