カブス打線が終盤に爆発 5点差の劣勢も一挙9得点で大逆転勝利

【ブレーブス 10-14 カブス】@リグリー・フィールド

前日の試合でカブスはブレーブス相手にダルビッシュ有を先発させるも試合をつくることができずに敗れた。雪辱を果たしたいチームとしてはホームで連敗する訳にはいかない。日本時間4月15日の試合でも前日同様に序盤から苦しい展開になるも終盤での大逆転劇が待っていた。

カブスの先発はローテーション通り、ホゼ・キンターナ。前回登板のブリュワーズ戦では6回無失点で今季初勝利を挙げており良いイメージで今回の登板を迎えた。しかし、この日はあいにくの雨模様で立ち上がりから制球が定まらず、試合開始早々にオジー・アルビーズに先頭打者弾を浴びてしまう。初回こそこの1点のみで乗り切るものの、なかなか投球が安定せず、2回には2死二塁から再びアルビーズと対戦し、この打席ではタイムリーツーベースを打たれるなど一挙に3失点。最終的には3回途中7失点と先発として試合をつくることができずに無念の降板となった。既に4回の攻防を終えたときにはカブスは2対10と大量リードを許し、敗戦ムード濃厚の状態に陥っていた。しかし2番手、エディ・バトラーらのロングリリーフが実を結び、終盤の打線の活性化に繋がっていく。

7回までに5対10と追い上げをみせたカブスは8回裏、ついに打線が目覚める。先頭打者のジェイソン・ヘイワードが死球で出塁したのをきっかけに2死満塁のチャンスをつくるとウィルソン・コントレラスのタイムリーで1点を返すとブレーブスのリリーフ陣の制球が定まらず2者連続押し出しや暴投などで一挙に9得点を挙げて8回の攻防終了時には14対10とカブスが逆転に成功していた。最終回はブランドン・モローが無失点で締めて試合終了。スコアは14対10、両軍合わせて25安打24得点の打撃戦となっていた。

一方で大逆転負けを喫したブレーブスはアルビーズとダンズビー・スワンソンの若手コンビが猛打賞、クリーンナップのフレディ・フリーマンやカート・スズキらも打撃好調で勝利目前となったものの、投手陣が総崩れで惜しい敗戦となった。

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