按針と家康 大河ドラマ化へ 署名活動 20万2千人目標に4市が連携 横須賀市

逸見地区の有志が按針ファミリーに扮してPR。マイクを握るのは按針の菩提寺である浄土寺の逸見道郎住職

 徳川家康の外交顧問として仕えた英国人・三浦按針(ウィリアム・アダムズ)と家康を題材にしたNHK大河ドラマ化をめざして、按針ゆかりの4市(大分県臼杵市・静岡県伊東市・横須賀市・長崎県平戸市)で構成する「ANJINプロジェクト連絡協議会」は今月8日から署名活動をスタートさせた。

 同協議会では、按針の没後400年となる2020年に採用されることを求めてNHKに13年から都合4回、4市の市長らが連携してドラマ化の要望書を提出している。署名活動は広く市民の機運を高める狙いで、2020年までに20万2千人を集める。

 署名は横須賀市役所(国際交流課・正面玄関受付)行政センター、役所屋で受付。市のホームページからもオンラインで署名できる。

【MEMO】臼杵市は按針が乗るオランダ船リーフデ号が漂着した地/伊東市は家康の命で日本初の洋式帆船を建造/横須賀市は家康に領地を与えられた地/平戸市は按針がオランダ商館・イギリス商館の設立に貢献、終焉の地でもある。

「横須賀復活の鍵」(上地市長)

 初日には、按針ゆかりの4市の市長・議長が横須賀中央駅前で署名を呼び掛けた。上地克明市長は「按針の大河ドラマ化が横須賀復活の鍵を握る。ぜひ実現させたい」と声を張り上げた。

© 株式会社タウンニュース社