今季のチャンピオンズリーグ準々決勝は見応えのあるゲームが多かった。何といっても最大の衝撃はバルセロナがローマに敗れたことで、あのバルセロナが1stレグで得た3点のリードを2ndレグで守り切れなかったのだ。かなり衝撃的な展開だったと言える。
さらにレアル・マドリードも敵地でのユヴェントス戦1stレグを3‐0で制しながら、ホームでの2ndレグで追いつかれるなど予想外の大苦戦。まさかホームで同じように3失点してしまうと予想していた人は少なかったはずだ。近年の欧州サッカー界を支配してきた両クラブが3点差のリードを守れず追い詰められる展開はかなり意外だ。
英『FourFourTwo』によると、この展開を元ブラジル代表FWリバウド氏は良い流れだと感じている。同氏はバルセロナとレアルだけがサッカー界を支配しているわけではないことを証明する機会になったと捉えており、他クラブも互角に渡り合えることが分かったと語っている。
「起きたことは非常に興味深いね。私はバルサでプレイしたし、クラブのファンだから結果は悲しい。マドリードも同様に敗退へ近づいた。これはフットボール界、クラブにとって良いことだよ。他クラブが彼らより劣っているわけではないことが分かるからね」
ローマがバルセロナを破ってベスト4まで進んだのは大きなサプライズで、バルセロナとレアルを崩すことも可能だと手応えを掴んだクラブもあるだろう。近年は両クラブが当たり前のように優勝候補に挙げられてきたが、より混沌とした争いになればサッカー界はさらなる盛り上がりを見せるはずだ。
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