飛行機の仕組みや格納庫(かくのうこ)、スカイミュージアムについて紹介(しょうかい)した14日に続き、日本航空(JAL)協賛(きょうさん)「JALで行く! 学校では受けられない授業(じゅぎょう)」第2弾(だん)は、客室乗務員(じょうむいん)(キャビンアテンダント、以下CA)が訓練するテクニカルセンターとパイロットやCAが打ち合わせをするオペレーションセンターをリポート。
◎機内を再現
空の上には警察署(けいさつしょ)や消防署(しょうぼうしょ)、病院がない。ここで仕事するCAには二つの大きな役割(やくわり)があります。あらゆる“もしも”に対応(たいおう)し、安全運航に努める「保安(ほあん)要員」と、乗客に飲み物を出したり、荷物の収納(しゅうのう)を手伝ったりする「サービス要員」です。機内を再現(さいげん)した施設(しせつ)「モックアップ」で、CAに必要な訓練の一部を体験しました。
◎セキュリティーチェック
乗客が乗り込(こ)む前の5分間で行う安全確認(かくにん)。今回は見えにくい座席(ざせき)の下などにあらかじめ隠(かく)された紙袋(かみぶくろ)や携帯(けいたい)電話をさがしました。
◎ドリンクサービス/“笑声”も大切
羽田に向かう機内で出されたおいしい飲み物。サービスをする側になってみると、さまざまな気配りが隠されていました。それらを頭に入れながら、保護者(ほごしゃ)を相手に実践(じっせん)!
◎オペレーションセンター/運航計画を立てる
フライト前の機長と副操縦士(ふくそうじゅうし)が、気象情報などを調べて運航計画を立て、CAがフライト前後に打ち合わせや振(ふ)り返りをする場所。何か問題がなかったか、乗客の声などを持ち寄(よ)り、今後のより良いサービスにつなげていきます。
この時居合(いあ)わせた高桑久仁昭(たかくわくにあき)機長と長森明子(ながもりあきこ)副操縦士に話を聞くことができました。高桑機長の母親は長崎県出身だそう! 妹と2人で長崎行きの飛行機に乗っていた幼(おさな)いころの体験がきっかけでパイロットを目指したそうです。「世界で初めて海上につくられた長崎空港に、自分の操縦で着陸した時は感動した」と話しました。
◎機内アナウンス/心をこめて
到着時刻(とうちゃくじこく)や現地(げんち)の気温など、乗客に大切な情報(じょうほう)を伝える機内アナウンスに挑戦(ちょうせん)。「説得力があるね」「感謝の気持ちが伝わってきた」など、本職(ほんしょく)のCAにほめてもらいました。
◎思わぬ再会
業務(ぎょうむ)を終えたCA集団(しゅうだん)の中に、羽田までの機内でお世話になったCAのみなさんを発見! 聞けば長崎-羽田のフライトの後、広島へ行き、再(ふたた)び羽田に戻(もど)ったところだそうで、再会を記念して都道府県シールをプレゼントしてくれました。