シニア歌声響かせ 10回目で最多の4000人

 国内最大規模の国際シニア合唱祭が15日、横浜市西区の横浜みなとみらいホールで始まった。地元のNPO法人ゴールデンウェーブなどの主催で17日まで。

 愛好者が憧れる国内屈指の音楽ホールを会場に、高齢者を対象に2008年から始まった合唱祭は、今年で10回目の節目を迎えた。今回は3日間の日程で横浜市内をはじめ、国内外から過去最多の計115団体約4千人が参加する。

 初日の15日は42のコーラス団体がステージに立ち、自慢の歌声を広いホールに響かせた。茨城県から初めて参加した女性は「最初は緊張したが、素晴らしい舞台で思い切り楽しめた」と感想を述べた。

 10回目の記念イベントとして招待した福島県相馬市の子どもたち54人も民謡などを披露した。

 同法人の吉田奈美子理事長(94)は「回を追うごとに参加者が増えている。毎回楽しみにしてくれる常連団体もおり、皆さんが輝き、喜んでくれることが励み」と話している。

国内外の愛好家が参加したシニア合唱祭=横浜市西区の横浜みなとみらいホール

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