好調・レッドソックスが逆転勝利 開幕15試合で13勝

【オリオールズ1-3レッドソックス】@フェンウェイ・パーク

開幕から12勝2敗と絶好調のレッドソックスは、初回にマニー・マチャドのタイムリー二塁打で先制を許したものの、5回裏にアンドリュー・ベニンテンディがタイムリー三塁打を放って同点に。続く6回裏にはエラーとミッチ・モアランドの二塁打で無死二、三塁のチャンスを作り、ディラン・バンディの暴投と林子偉(リン・ズーウェイ)のタイムリー三塁打で勝ち越しに成功した。先発のクリス・セールは気温1度という悪条件のなか、5イニングを投げて被安打2、奪三振8、失点1の力投。2点リードの最終回をクローザーのクレイグ・キンブレルが締め、レッドソックスは開幕15試合で13勝という快進撃を続けている。

過去のデータを遡ってみると、開幕15試合で13勝をマークしたチームは2013年のブレーブス以来5年ぶり。ア・リーグに限定すると、1987年に当時ア・リーグ所属だったブリュワーズが開幕15試合で14勝を記録して以来の好スタートだという。気温1度という寒さのなかでの試合だったこともあり、アレックス・コーラ監督は「4回終了後にセールを降板させることを考えた」と振り返ったが、セールは93球で5イニングを投げ切り、1失点の力投。打線は試合中盤に逆転に成功した。「(極度の寒さのなかで試合を行うことに)不満を言う選手はいなかった。みんな試合をするのが好きなんだよ。日替わりでヒーローが出ているのも良いことだね」というコーラの言葉からは、チーム状態の良さがうかがえる。レッドソックスの快進撃はもうしばらく続きそうだ。

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