ロッキーズ・デズモンドが古巣相手に決勝ホームラン

【ロッキーズ6-5ナショナルズ】@ナショナルズ・パーク

前日にマックス・シャーザーの前に敗北を喫したロッキーズは、2日連続でナショナルズが誇る好投手と対戦。スティーブン・ストラスバーグに出来る限りヒットを浴びせて四球を奪い、ブルペン勝負に持ち込むことで勝機をうかがう作戦だったが、見事にその戦い方がハマった。先発のタイラー・アンダーソンは5イニングを投げ切れずに降板となったものの、ストラスバーグも6回4失点と彼にしては不本意なピッチング。ブルペンが2度にわたってリードをフイにする誤算はあったが、9回表にイアン・デズモンドが決勝弾を放ち、6対5で接戦を制した。この勝利により、ロッキーズは強豪・ナショナルズとの4連戦を3勝1敗で勝ち越した。

ロッキーズのバド・ブラック監督は「ナショナルズがどれほど良いチームかを知っているから、3勝1敗でシリーズを勝ち越すことができたのはとても大きいよ。この戦いを続けていかなくてはならないね」とナショナルズ相手の勝ち越しを素直に喜んだ。4回表にチャーリー・ブラックモンの6号同点ソロ、8回表にDJレメイヒューの5号勝ち越しソロと要所で効果的なホームランが飛び出し、最後はメジャーデビューから7シーズンにわたってナショナルズでプレイしたデズモンドが古巣相手に決勝アーチ。「ホームランは点を取るためのベストの方法だと思うんだ」とブラックモンは語ったが、まさにその通りの試合展開だった。ただし、ブラックは「こんな形での勝利はどのチームにも2度とないだろう」と10四球を与えた投手陣に苦言を呈していた。

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