主力選手を欠くパドレス打線が猛攻 1番・ピレラが3安打3打点

【ジャイアンツ1-10パドレス】@ペトコ・パーク

開幕戦の1番~3番打者(マニュエル・マーゴ、ウィル・マイヤーズ、エリック・ホズマー)を欠いたパドレス打線が、先発のタイラー・ビーディをはじめとしたジャイアンツ投手陣に11安打10得点の猛攻を浴びせ、パドレスは10対1で大勝。初戦を落としたあとの3連勝で、ジャイアンツ4連戦を3勝1敗と勝ち越した。

アンディ・グリーン監督が「我々には厚い選手層があるんだ」と語ったように、この日のパドレス打線は主力選手の不在を感じさせない攻撃を見せた。マーゴとマイヤーズが故障者リスト入りし、ホズマーが背中の痛みで欠場するなか、「1番・ライト」で起用されたホゼ・ピレラはサイクルヒットまであと本塁打だけという3安打3打点の活躍。「3番・センター」に抜擢された23歳のフランチー・コルデロは2安打1打点、「4番・三塁」のクリスチャン・ビヤヌエバは5号ソロを含む2安打3打点をマークした。

グリーンによると、ビヤヌエバは日本時間4月4日に3本塁打を放つ活躍を見せたあと、どんなボールにも手を出すフリースインガーと化していたという。それが影響して打撃を崩し、一時は打率が.212まで低下したものの、ここにきてボールを選べるようになり、打率は.293まで回復。グリーンは「彼が落ち着いてきたのは良い傾向だ。彼は打てる選手なんだ。あとは我慢を覚えるだけだよ」とビヤヌエバのさらなる成長に期待を寄せる。

リードオフマンとして打線を牽引したピレラは「チームのベストヒッターであるホズマーがいない。素晴らしい選手であるマイヤーズがいない。リードオフマンであるマーゴがいない。それでも勝てたんだから、このチームの選手層は素晴らしいよね」とグリーン同様に、自軍の選手層に自信を見せる。

先発した新人左腕のジョーイ・ルーケシーは6回1失点の好投で2勝目をマーク。防御率1.66と新人らしからぬ活躍を続けている。明日からはドジャースとの3連戦。ドジャースより高い勝率で直接対決を迎えるのは2013年以来5年ぶりのことだという。地区王者との対戦でも、自慢の選手層を生かした戦いに期待したい。

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