15日、パリ・サンジェルマンはモナコを7-1で撃破してリーグ・アン制覇を決めた。圧倒的な力で国内リーグを制したわけだが、PSGはこれで満足するようなクラブではない。チャンピオンズリーグ制覇が最大の目標であり、今季それを実現できなかった指揮官ウナイ・エメリは交代させられる可能性が高くなっている。
リーグ制覇を達成しながら最大級の評価を得ることができないのはエメリとしても屈辱かもしれないが、エメリはクラブの理想を実現するうえで最低限の仕事はできたはずと感じているようだ。仏『Le Parisien』によると、エメリは自身が指揮官を務めるかどうかにかかわらず、PSGのプロジェクトが正しい方向へ動いていると確信しており、フランス国内で圧倒的なパフォーマンスを見せることが最低限達成すべきことと語っている。
「まずはフランス国内での成長、その次に欧州での成長だ。クラブの考え、野心は私にとってクリアなものだよ。PSGはフランス国内では最強であり続け、そして国外でも成長を続けないといけない。このプロジェクトとチームの進化を私は信じている。私がいる、いないにかかわらずね」
PSGは今季チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦でレアル・マドリードに完敗を喫し、まだ欧州のトップとは差があることを感じさせられた。まだまだ欧州での経験を積んでいく必要があるが、国内での戦いも軽視すべきではない。今回エメリが達成したリーグ制覇もクラブのプロジェクトを進めていくうえで欠かせないものだ。
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