【新執行役員プロフィール】新日鉄住金エンジニアリング

石田吉浩氏(環境ソリューション事業部副事業部長、北九州技術センター副所長)/いしだ・よしひろ/多様な経験、愚直に努力

 就任の抱負を「プラント系3事業部の発展に貢献したい。ストーカ式焼却炉の国内・海外市場への本格参入を早期に達成していく。プロジェクトの成功確率向上へ課題抽出と対応に努める」と語る。

 1986年の旧新日本製鉄入社から高炉や環境関連プラントなどの開発・設計・建設に携わる。「客先は民間や自治体とさまざま。多様な期待に応え自身や組織の成長を感じた」。独企業のM&Aにも携わり「多様な経験ができとても幸運」と振り返る。

 趣味は海外を中心とした旅行とスポーツ観戦。『躍進』の言葉を好むが「地道に愚直に努力し続けたい」と。

 86年(昭61)横国大工卒。神奈川県出身、54歳。

山下芳浩氏(環境ソリューション事業部長)/やました・よしひろ/環境プラントのエキスパート

 就任にあたり「昨年度の当事業部の受注額は施設運営を含め2千億円と過去最高水準。業務効率化が重要で、設計や建設の管理体制の構築やプロジェクトマネジメントを確実に行いながら事業規模を確保していく」と抱負。

 1985年の旧新日本製鉄入社からほぼ一貫して環境プラントの営業に携わる。「営業として初受注した香川県でのガス化溶融炉のプロジェクトは印象的。想像より営業は複雑で難しいと肌で感じた」と語る。

 「器用なほうではないが粘り強い」性格。趣味は散策と大学時代から続ける空手。好きな言葉は『為せば成る、為さねば成らぬ』。

 85年(昭60)東大法卒。鹿児島県出身、55歳。

山本展廣氏(ソリューション共創センター副所長、経営企画部長)/やまもと・のぶひろ/雄弁、海外経験生かす

 「エンジ業界は再編成の時代に入ってきた。これまでの事業投資・企画の経験を生かし2020戦略目標の達成に尽力したい。新規事業の実用化にも貢献していく」と抱負。

 1985年の旧新日本製鉄入社から15年間は原料など国内畑。2000年のニューヨーク駐在を契機に海外中心に。NYでは「米国の仕事のやり方や制度を学ぶ貴重な機会に」と振り返る。05年以降はブラジルの仕事に携わりウニガル第2CGL建設にも関わった。

 「周囲からはおしゃべりで〝六口〟、家族からは無口と言われる」と。座右の銘は『ここがロドスだ、ここで跳べ』。

 85年(昭60)慶大経卒。山口県出身、55歳。

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