エアロネクスト、新ドローン「Next INDUSTRY」で検査、測量、農薬散布が容易に実現可能

株式会社エアロネクストは、2018年4月18日より20日まで開催される「第4回 国際ドローン展」にて、次世代産業向けドローンを新発表する。

独自重心制御技術4D Gravityの産業用途への応用事例として、新たにインフラ点検や検査測量、警備、農業等に対応した「Next INDUSTRY」を発表する。「Next INDUSTRY」は、プロペラとカメラやセンサーなどの搭載物の物理的な距離を離すための機構を取り入れ、従来のドローンでは難しかった対象物への接近や狭い空間への侵入を可能にする。

エアロネクストは、「4D Gravity」を搭載する新型ドローンの研究開発を続けていくとともに、今後は、パートナー企業との連携を深め、「4D Gravity」搭載機の普及を推進することにより、産業分野におけるドローンの活用領域を拡大し、より安全、安心なドローン前提社会づくりに貢献していくという。なお、Next INDUSTRYの価格は、用途・カスタマイズにより変動するが500万円~、発売開始時期2018年内を予定している。

Next INDUSTRY詳細

■地上警備

地上警備用途では、プロペラ上部、1mの位置に360°VRカメラを設置。地上給電ケーブルを取り付けることで、360°VRカメラによる高画質で安定した24時間監視が可能に。

■壁面検査

壁面検査用途では、プロペラ下部に、全長4mの長い横棒を設置。棒の先に、各種カメラ、センサーを設置することで、ビル風などの影響で従来のドローンでは近づけなかった距離まで接近できるほか、細い隙間への侵入が可能となる。

■橋梁検査

橋梁検査用途では、プロペラの上空4mに、各種カメラ、センターを設置。橋梁付近の乱流などの影響で従来のドローンでは近づけなかった距離まで接近できる他、狭い隙間への侵入が可能になる。

■「Next INDUSTRY」特徴

独自技術「4D Gravity」搭載(低燃費、高信頼性) 様々な産業分野に利用できる拡張性 自社設計・自社製造

■展示機の主要スペック

モータースパン : 1,000mm 地上給電 : 対応予定

全高 : 3,000mm 搭載カメラ : 360fly(VRカメラ)

質量 : 5,200g 最高速度 : 10km/h

飛行時間 : 15分 フレーム材 : マグネシウム

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