28人の飲んべえ活写 美術家・森さん野毛で写真展

 横浜屈指の飲食街・野毛に出没する飲んべえたちのポートレート写真展「野毛のみ食い交遊録」が22日まで、横浜市中区野毛町3丁目の横浜にぎわい座2階で開かれている。

 生い立ちや職業、境遇が違う人たちが、互いに愛称で呼び合いながら肩を並べて飲み明かす。そんな野毛で出会った常連客や店主たち28人の表情をモノクロ写真で鮮やかに写し出している。

 撮影したのは、ハマっ子の美術家で、野毛大道芸アートディレクターの森直実さん(69)。野毛で飲んで50周年を迎える今年、5回目の写真展をご当地で開くことにした。

 若くして亡くなったバー「オンザロード」のマスター、カズさんを自分なりに追悼しようと写真展を始めた、という森さん。「いつかは失われていくものに対する未練として野毛で写真を撮り続けたい」と話す。

 午前10時~午後7時。入場無料。18、19日は休館日。問い合わせは、森さんのメールアドレス(info@naomi-mori.main.jp)。

野毛ゆかりの人たちを写した写真展=横浜にぎわい座

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