メッツ自慢の救援陣が崩壊 ナショナルズ逆転勝利

【ナショナルズ8-6メッツ】@シティ・フィールド

開幕16試合で7勝9敗と出遅れ、地区首位のメッツから6ゲーム差の地区4位に沈んでいるナショナルズは、今月の山場となりそうな敵地シティ・フィールドでのメッツ3連戦を迎えた。初回にブライス・ハーパーがバットを折りながらも右中間へ8号ソロを叩き込み、幸先よく先制したナショナルズだったが、その後は好調・メッツの反撃に遭い、7回終了時点で1対6と5点のビハインド。しかし、8回表に疲れの見え始めたジェイコブ・デグロムからチャンスを作ってマウンドから引きずり下ろし、デグロム降板後はメッツの快進撃を支えてきた救援陣を攻略して見事な逆転勝利を収めた。

ナショナルズのデーブ・マルティネス監督は「我々にとって大きな勝利だよ」と興奮気味に試合を振り返った。5点ビハインドの8回表、デグロムから一死一、二塁のチャンスを作り、2番手のセス・ルーゴからハウィー・ケンドリックが四球を選んで満塁。ここでハーパーが3番手のジェリー・ブレビンスからライト前への2点タイムリーを放って3点差に迫ると、4番手のAJラモスから二死満塁のチャンスを作り、マット・レイノルズが押し出しの四球を選んで2点差に。ここでメッツはクローザーのジューリス・ファミリアを投入したが、ウィルマー・ディフォーの2点タイムリーで同点となり、再び満塁となったあと、クリス・A・テイラーが押し出しの四球を選んでナショナルズが7対6と逆転に成功した。さらに、9回表にはケンドリックが6番手のハンセル・ロブレスから2号ソロ。ナショナルズはメッツ救援陣の自滅に助けられながらも終盤2イニングで7点を奪い、あっという間に試合をひっくり返した。ハーパーは「たとえ1対6で負けていたとしても、俺たちは最後まで戦い続けるチームなんだ」と誇らしげに話していた。

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