歴史的建造物の宝庫、函館
1859年に貿易港として開港した函館。
街を歩けば、今もその面影が色濃く残り、懐かしくも、現代を圧倒させるほどのハイセンスな建造物が立ち並びます。
そんな異国情緒豊かな函館ならではの素敵なカフェを5つご紹介します。
まるたま小屋
観光エリアの元町、聖ヨハネ教会の近くにある「まるたま小屋」は、築80年の古民家を改築した カフェ。
内装は函館在住のアーティストが手がけた可愛らしく、ほっこりとする空間です。
おすすめメニューは「ボルシチセット」。
鮮やかな紅色のボルシチは、豚肉、地元の契約農家から仕入れる新鮮野菜、ビーツを加えて味付けは塩のみ。
シンプルながらも新鮮な素材ならではの味わい深さがクセになります。
9種類のピロシキは揚げずに本場ロシアと同じく焼いたもの。
ロシア人観光客が「ロシアで食べるより美味しい!!」と大絶賛するほどの美味しさ!
大変人気があり、早々に売り切れることも。
店内はキュートなマトリョーシカが並び、地元の作家の作品やウクライナの雑貨など販売品もあります。
函館市元町2-3
0138-76-3749
11:00~18:00(LO)
火曜・水曜休(季節により変動あり)
茶房 旧茶屋亭
明治末期に海産商の店舗兼住宅だった「茶房 旧茶屋亭」は和洋折衷の外観を、そのまま大切に補修保存している懐かしい佇まいが特徴的。
函館市の西部地区歴史的景観条例で伝統的建造物に指定されており一歩店内に入ると、大正ロマン漂うハイカラでハイセンスな空間に、まるでタイムスリップしたかのよう。
お店の方が説明して下さってから自分で道具を使いお抹茶を点てる「お抹茶お手前お遊びセット」をはじめ、夏季には冷たいおしるこ、冬季にはあたたかい葛切りなどオリジナリティ溢れるメニューが魅力。
カップやお皿は、お客様の雰囲気でチョイスするそう。
どんな器で出てくるのかも楽しみの一つ。
函館市末広町14-29
0138-22-4418
7月~9月まで 11:00~17:00
10月~6月まで 11:30~17:00
不定休
ティールーム ヴィクトリアンローズ
旧イギリス領事館は、1859年に箱館が国際貿易港として開港後、1934年に閉鎖されるまでイギリス領事館として活躍し、1979年に函館市の有形文化財に指定されました。
1Fにあるカフェ、ヴィクトリアンローズは本場英国の紅茶とともに、ケーキセットやアフタヌーンティーセットが楽しめます。
店内では英国から取り寄せたアンティークの品々が、優雅な雰囲気を漂わせます。
落ち着きながらも気品に満ちた空間に身を置けば、エレガントな貴婦人気分。
窓から眺める美しい庭園では初夏になると美しいバラたちが咲き誇り、より一層華やかです。
函館市元町33-14
0138-27-8159
4月~10月まで 9:00~19:00
11月~3月まで 9:00~17:00
カフェ D’ici(ディシィ)
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元町の南部坂沿いにある、落ち着いた佇まいのカフェ ディシィ。
古民家を改築したコンパクトな店内は、木の温もりに溢れた心和む空間。
函館山ロープウェイ乗り場の近くにあるので、ロープウェイ利用後に立ち寄り、のんびり緩やかなティータイムを満喫するにはぴったりのカフェです。
オーナーさんこだわりの豆で丁寧に淹れられたコーヒーをはじめ、紅茶やハーブティー、ほうじ茶ベースのミルクティーなどと一緒に、種類豊富な自家製スイーツの他、軽食も楽しめます。
人気のカヌレやスコーンなどの焼き菓子はテイクアウトもできますよ。
カフェディシィ
函館市元町22-9
0138-76-7476
10:30~19:00
木曜、第1・3水曜休
タチカワカフェ レストラン メゾン
1971年に国の重要文化財となったタチカワカフェ。
明治時代の米穀店兼住宅だった蔵造りの建物を利用、漆喰の白壁に瓦屋根、洋風のアーチを取り入れ、存在感のあるモダンなデザインが人目を引きます。
ちょっと一息ティータイムで、美味しい自家製ケーキと珈琲を楽しむもよし、地元の食材をふんだんに使った、季節感たっぷりのランチを楽しむもよし。
にぎやかな観光エリアの喧騒を忘れて、ついつい長居したくなる居心地の良さです。
タチカワカフェレストランメゾン
函館市弁天町15-15
0138-22-0340
10:00~18:00
月曜休
いかがでしたか?
歴史ある函館の街を肌で感じられるカフェで、忙しい日常をしばし忘れ、遠い時代に思いを馳せながら心ゆくまでのんびり寛いでみてはいかがでしょうか。