テーランvsノラの開幕投手対決はテーランに軍配

【フィリーズ1-2ブレーブス】@サントラスト・パーク

フリオ・テーラン(ブレーブス)とアーロン・ノラ(フィリーズ)による開幕投手対決となった一戦は、両投手の好投によりロースコアの投手戦が展開された。ノラは6イニングを投げてブレーブス打線をタイムリーなし、併殺打の間の1点と犠牲フライによる1点の合計2点に封じたものの、テーランはフィリーズ打線を初回にオドゥベル・ヘレーラに許した1号ソロによる1点だけに抑え、開幕投手対決はテーランに軍配。接戦を制したブレーブスはフィリーズの連勝を6で止め、フィリーズと並んで地区2位タイに浮上した。

開幕からの3先発で防御率7.07と苦しいピッチングが続いていたテーランだが、この日はエースらしい見事なピッチングを見せた。三者凡退は1度だけと決して完璧なピッチングではなかったが、要所を締めて6回1失点。過去19先発で防御率6.20と苦手にしていた本拠地サントラスト・パークで好投し、9奪三振は2016年10月2日にターナー・フィールド最終戦で12奪三振を記録して以来の数字だった。4回裏に犠牲フライで決勝点を叩き出した女房役のカート・スズキは「投球のパターンを変えて、相手打者の打撃を崩すことを考えていたんだ。相手の狙い通りのボールを投げることはほとんどなかったよ」とコメント。テーランから狙い通りのピッチングを引き出せたことに充実感を滲ませていた。

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