メンデンが完封逃すも9回途中1失点の快投で今季2勝目

【ホワイトソックス1-8アスレチックス】@オークランド・コロシアム

特徴的なヒゲが印象的なダニエル・メンデン(アスレチックス)が完封まであと3アウトに迫る好投で、チームに今季初の連勝をもたらした。この日が今季4度目の先発登板となったメンデンは、序盤こそやや不安定なピッチングが続いたものの、味方の好守に助けられながらピンチを凌ぎ、その後は安定感抜群のピッチング。様々な球種、様々なコースを上手く使い分け、ホワイトソックス打線を翻弄した。9回表先頭のホゼ・アブレイユに4号ソロを浴びたところで降板となったが、地元・オークランドのファンからは快投を称える拍手と歓声が送られた。

「寒かったね」とメンデンは試合を振り返った。「8回が終わったときに監督が9回もマウンドへ行きたいかどうかを尋ねてきたんだ。僕は迷わず行きたいと答えたよ」との言葉通り、メンデンは9回表のマウンドに上がったが、「たった1球の失投だったね」とアブレイユに被弾したことについては悔しそうな表情を浮かべた。それでも、ショーン・マネイア以外に6イニングを投げ切った投手がいないという崩壊状態だったアスレチックス先発陣にとって、メンデンの好投はこの上ない朗報。「僕たちはいつも7イニング、8イニング、9イニングを投げたいと思っている。良いピッチングをして長いイニングを投げられることもあるけど、そうじゃないときもある。でも、5イニングだろうと8イニングだろうと、チームのためにできることをやろうという気持ちは変わらないよ」と語るメンデンがマネイアに次ぐ先発投手として定着すれば、アスレチックスの戦いはもう少し楽になるはずだ。

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