ルノーF1、パワーユニットの大型アップデートをカナダで導入か。30馬力向上との報道

 ルノーがワークスチームとカスタマーチームのF1パワーユニットをカナダGPでアップグレードする予定であると報じられている。

 スペインのAS紙は、ルノーは6月のカナダでアップデートを行う計画であり、その1戦前のモナコGPで改善したパワーユニットをルノーワークス、レッドブル、マクラーレンの各チームに1基ずつ用意する可能性もあると伝えた。

「情報筋によると約30bhpの向上が見込まれており、それはカナダのコースでは1ラップあたり0.3秒のゲインにつながるだろう」とASは報じている。

 同紙によると、メルセデスとフェラーリは約1000bhpを達成しており、ルノーは30bhpの向上を図ったとしても、2強には届かない見込みだということだ。

 ルノー・スポール・レーシングのマネージングディレクターであるシリル・アビテブールは、パワーユニット改善のプランは順調に進んでいると最近語っている。

 ルノーは信頼性上の目標を達成した後、徐々にパフォーマンスを向上させていくというプランを立てている。
   
「プランに従っていけば、2番目のパワーユニットが用意できるのは少し先になる。しかしICEが進化する見込みであり、燃料面の向上も図られる」とアビテブールは語った。 

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