マルティネスが先制弾 5回2失点のリリアーノが今季2勝目

【オリオールズ2-4タイガース】@コメリカ・パーク

寒さと強風という悪条件のなかで行われたオリオールズ対タイガースの3連戦の初戦は、投打のベテラン選手が奮起したタイガースが4対2で勝利を収めた。打っては「5番・DH」で先発出場した39歳のビクトル・マルティネスが2回裏に1号先制ツーランを放つなど、3安打2打点の活躍を見せ、投げては34歳のフランシスコ・リリアーノが今季最多の7奪三振を記録するなど、5回2失点の力投。タイガースは2対2の同点で迎えた5回裏にジャイマー・キャンデラリオのタイムリー三塁打で勝ち越しに成功し、6回からは4人のリリーバーによる継投で逃げ切った。

悪天候による試合中があり、4日ぶりの試合となったタイガースだが、選手たちの試合勘は鈍っていなかった。2回裏、先頭のニコラス・カステヤーノスが四球を選んで出塁し、続くマルティネスが2球目のフォーシームを捉えて左中間への先制ツーラン。同点に追い付かれた直後の5回裏には、一死からレオニス・マーティンがバントヒットで出塁し、キャンデラリオのタイムリー三塁打で勝ち越した。8回裏にはオリオールズ3番手のマイケル・ギブンズを攻め、二死二、三塁のチャンスを作って暴投の間に三塁走者のビクトル・レイエスがホームイン。試合終盤でリードを2点に広げる貴重な追加点となった。

先発のリリアーノは初回に2安打を浴びたものの、ダニー・バレンシアを空振り三振に抑えてピンチを凌ぎ、その後も走者を背負いながら大崩れしないピッチングで5回2失点の力投。5回裏に味方打線が勝ち越してくれたため、今季2勝目を手にすることができた。6回からはバック・ファーマー、ダニエル・スタンプ、ジョー・ヒメネスとつなぎ、最後はクローザーのシェーン・グリーンがオリオールズ打線を三者凡退に抑えて今季3セーブ目をマーク。危なげのない試合運びで3連戦の初戦を制した。敗れたオリオールズは先発のアンドリュー・キャッシュナーが6回3失点と試合を作ったものの、打線がタイガース投手陣を攻略できなかった。

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