昨夏にアルバロ・モラタがチームを去ったレアル・マドリードでは、FWカリム・ベンゼマのバックアッパーとなる実力者が不在だった。今ではベンゼマの得点ペースも落ちてしまっているが、今後もローテーション策を積極的におこなっていく場合はサブ組に得点を期待できるストライカーが欲しいところ。
そんな中で興味深い活躍を見せているのが、レアルの下部組織で育った23歳のFWラウル・デ・トマスだ。若い頃から才能を評価されていたラウル・デ・トマスだが、トップチームでポジションを確保することは難しく、コルドバ、バシャドリード、そして現在はスペイン2部のラージョ・バジェカーノとレンタル移籍を続けてきた。
そこでラウル・デ・トマスは印象的な活躍を続けており、今季はラージョでリーグ戦20得点を記録。これはバシャドリードのハイメ・マタ(26得点)に続いて得点ランク2位の数字だ。
スペイン『as』によると、ラウル・デ・トマスは「夢はレアル・マドリードでプレイすることさ。僕は幼い頃から所属してきたし、他のアカデミー選手たちと同様にあそこでプレイするのが夢なんだ」と語っており、トップチームでプレイしたいとの希望があるようだ。
今季はベンゼマ、そのバックアッパーにボルハ・マジョラルを据える形でスタートしたが、このポジションは上手くローテーションできなかった。ラウル・デ・トマスもトップレベルで通用するかは疑問だが、レンタル先で結果を出している以上はチャンスが与えられるべきではないだろうか。
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