ナショナルズが地区首位のメッツに連勝 4ゲーム差に迫る

【ナショナルズ5-2メッツ】@シティ・フィールド

開幕ダッシュを決めた地区首位のメッツを5ゲーム差で追うナショナルズが5対2で3連戦の第2戦を制し、今シリーズの勝ち越しを決めるとともにメッツとのゲーム差を4に縮めた。3回表にブライス・ハーパーの犠牲フライで先制したナショナルズは、4回表にウィルマー・ディフォーとペドロ・セベリーノのタイムリーで2点を追加。5回裏に1点差とされたものの、7回表にライアン・ジマーマンのタイムリーで2点差とし、8回表にも内野ゴロの間に1点を追加して4人のリリーバーによる無失点リレーで逃げ切った。先発のジオ・ゴンザレスは6回途中2失点で今季2勝目をマーク。シティ・フィールドでは通算11勝1敗、防御率1.78と抜群の相性の良さを誇っている。

試合前にゴンザレスがシティ・フィールドで通算10勝1敗の好成績を残していることを報道陣から伝えられたデーブ・マルティネス監督は「ジオ(・ゴンザレス)が(シティ・フィールドでの通算成績を)11勝1敗にしてくれることを期待している」と話していたが、ゴンザレスは対メッツの相性の良さを発揮し、指揮官の期待に応えてみせた。三者凡退のイニングは一度もなく、決して安定したピッチングではなかったものの、5回裏無死二、三塁のピンチでは犠牲フライと内野ゴロによる2失点にとどめ、リードを死守。メッツに試合の主導権を渡さなかったのは見事だった。

打線ではリードオフマンのトレイ・ターナーが3安打1四球で4度にわたって出塁し、1盗塁2得点をマークして打線を牽引。2人で3打点を叩き出した7番のディフォーと8番のセベリーノの働きも大きかった。

ゴンザレスは「早くゲーム差を縮めて(メッツに)追い付きたいんだ」と話していたが、これはチーム全体の共通認識でもある。今季初対決となった本拠地での3連戦では被スイープを喫したものの、敵地での3連戦では最初の2試合に連勝して勝ち越しが決定。明日の最終戦も制してスイープのお返しといきたいところだ。

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