ブリュワーズが4投手による完封リレーで連敗ストップ

【レッズ0-2ブリュワーズ】@ミラー・パーク

ブリュワーズは今季2度目の先発登板となったジュニア・ゲラが6回途中までレッズ打線をわずか1安打に封じる好投。2番手のダン・ジェニングスと3番手のジェレミー・ジェフレスも自身の役割をしっかりこなし、最後は絶賛売り出し中のジョシュ・ヘイダーが2イニングを無失点に抑えて今季チーム初の完封リレーを完成させた。打線はレッズ先発のサル・ロマノを打ちあぐねていたものの、6回裏にエリック・テームズが6号先制ツーラン。この2点を最後まで守り抜き、連敗を2でストップさせた。

昨季ブレイクを遂げ、球界有数のクローザーとなったコリー・クネーベルを故障で欠いても、ブリュワーズにはヘイダーがいる。昨季メジャーデビューを果たしたヘイダーは35試合に登板して47回2/3を投げ、防御率2.08、被打率.156、68奪三振を記録。奪三振率は12.84という高水準だった。今季は試合終盤の複数イニングを任されるケースが多く、この試合を含めた今季の7登板で4アウト以上を記録した登板が6度。そのなかで被打率.079、奪三振率19.29という驚異的な数字をマークしている。この試合でも2点リードの8回からマウンドに上がり、最後の2イニングをシャットアウト。ヘイダーは「マウンドに上がってアウトを取るだけだよ」と話しているが、「あれほど威力のある速球を投げる投手はほとんどいない」とテームズが語るように、今やチームにとって不可欠な戦力となっている。今後もこの剛球左腕の活躍に注目だ。

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