コービンが8回二死までノーヒッター 初の完封勝利

【ジャイアンツ0-1ダイヤモンドバックス】@チェイス・フィールド

開幕から安定したピッチングを続けているパトリック・コービン(ダイヤモンドバックス)が、日本時間4月18日のジャイアンツ戦でノーヒッター達成まであと4アウトに迫る好投を披露。止めたバットに当たった打球が内野安打になるという不運があり、残念ながら快挙達成とはならなかったものの、そこで気落ちすることなく最後まで自分のピッチングを貫き、メジャー6シーズン目にして初の完封勝利をマークした。8回表にノーヒッターの夢が潰えた際には、地元ファンから大きなスタンディング・オベーションが贈られた。

コービンは「ノーヒッターを達成していたとしても同じ気持ちだったと思うけど、とにかく勝つことができて良かったよ」と試合を振り返った。2013年に14勝とブレイクを遂げたものの、その後は故障もあって低迷。昨季ようやく自身2度目の2ケタ勝利をマークして完全復活への道を歩み始め、今季は開幕からの4先発で3勝0敗、防御率1.65と素晴らしいパフォーマンスを続けている。この日はバックの好守に助けられた場面もあり、「試合に集中できた。(女房役のアレックス・アビラが)良い仕事をしてくれたよ」と完封勝利をマークしながらもチームメイトを称えるところに人柄の良さが感じられる。コービンの活躍もあり、ダイヤモンドバックスは12勝4敗でナ・リーグ西部地区の首位を快走中。コービンがこのまま自己最高のシーズンを過ごせば、7年ぶりの地区優勝の可能性はグッと高まるはずだ。

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