藤沢署 新署長に岩岡氏 五輪への対応柱に 藤沢市

 藤沢警察署の新署長に前県警本部警務部理事官の岩岡豊氏が就任した=写真。着任は3月19日付。

 地域の安心安全に向けた取り組みを始め、課題と捉えるのが2年後の東京五輪。セーリング会場を管内に抱える署での舵取り役に「身が引き締まる思い」と抱負を語る。任期の慣例で言えば、自身は本大会への橋渡し役になるが「防犯や交通対策など、後手に回らぬよう先手で取り組みたい」

 その一つに掲げるのが「街の浄化」。藤沢駅南口は飲食店や商店が多く軒を連ねており「風俗店など違法営業している店は犯罪の温床にもなりかねない。取り締まりを強化していく」と意気込む。選手が宿泊施設に移動するルートの交通対策や、会場周辺でのテロ対策訓練にも力を注いでいく。

 着任から1カ月。休日は管内の見回りを兼ね、藤沢宿周辺を散策するのが日課。「宿場町だった頃の名残があったり。昔の人も歩いたと思うと面白い」。警視。58歳。

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