<レスリング>オリンピック&世界V2のカイル・スナイダー(米国)がレスリング4人目の「サリバン賞」を受賞

昨年8月、3度目の世界一に輝いたカイル・スナイダー。米国アマチュアスポーツ最高の栄誉を手にした

 米国レスリング協会は4月17日、2016年リオデジャネイロ・オリンピックを含めて3年連続で世界一に輝いた男子フリースタイル97kg級のカイル・スナイダー(米国)が、米国アマチュアスポーツ界で最も権威ある賞の「サリバン賞」の2017年受賞選手に輝いたことを発表した。

 レスリング界からこの賞を受賞したのは、1990年にオリンピック1回を含めて世界4連覇のジョン・スミス(男子フリースタイル62kg級=最終的にオリンピック2度を含めて世界6連覇)、1995年のブルース・バウムガードナー(同130kg級=オリンピック2度を含め世界5度優勝)、2000年のルーロン・ガードナー(男子グレコローマン130kg級=アレクサンダー・カレリンのオリンピック4連覇を阻止)の3人。

 スナイダーは4人目の選手。昨年も米国レスリング界で史上最年少のオリンピック金メダリストとなったことが評価されて最終選考まで残ったが、惜しくも受賞ならなかった。

 スナイダーは「とても興奮しています。最終選考に残った他の7選手の名前を見て、この中で受賞することになって、とてもすごいことだと思いました。レスリング人生に恵まれました。レスリング以上に愛しているものはありません」と受賞の喜びを話した。

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